蜜愛

そんなあたしの気持ちを鋭く見抜くのは
やっぱり息子で。


『おじさん。お母さんにさわらないでよね』


と。

顔を見るなりそんな事を言うから。


彼。シンさんは。


『パパって思ってほしいけど。思えなくても気にしないからね』

なんて、まだほんのよっつのセイタに

彼なりの思いやり?はたまた、本音?
なんだかよくわからない事を言ってますます嫌われた。


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