蜜愛
“ツギハ ドウサレタイノ?”
――もっと何か言ってほしい。
いやらしい事。
私が私でなくなってしまう、いやらしい言葉をちょうだい……
私は、聞こえるはずのない匡哉の声に耳を傾けた。
――すると。
“愛してる”
あの日、聞き流していたそんな言葉が頭の中で聞こえてきた時。
私は自分の指で、間違いなく
絶頂を迎えても、尚。
彼のその言葉に酔いしれて立つ気力もなく、
そのまま指を引き抜くこともせずに
――私も、愛してる。
そう声に出して言ってみたら。
お湯とは違う性質のヌルっとしたものが湯船に溶け出した。
――もっと何か言ってほしい。
いやらしい事。
私が私でなくなってしまう、いやらしい言葉をちょうだい……
私は、聞こえるはずのない匡哉の声に耳を傾けた。
――すると。
“愛してる”
あの日、聞き流していたそんな言葉が頭の中で聞こえてきた時。
私は自分の指で、間違いなく
絶頂を迎えても、尚。
彼のその言葉に酔いしれて立つ気力もなく、
そのまま指を引き抜くこともせずに
――私も、愛してる。
そう声に出して言ってみたら。
お湯とは違う性質のヌルっとしたものが湯船に溶け出した。