蜜愛

今のは、なんだったのかしら。

私はもう一度、彼がしてくれたように、

中指で、膀胱を揺らすように激しくかき回しても。


もう先ほどのようには、イケなかった。

――彼はもう、いない。


私が一方的に利用し、そして勝手に捨てた。


その事を、自分の指で思い知らされ、

また旦那の指では与えてもらえない感覚に、

病みつきな自分が

なんとも情けなくてみじめ。

ミジメな気持ちまでも快感にすり替えて、いくらでも蜜を操る自分に。



そろそろ嫌気がさしてきた。



< 162 / 421 >

この作品をシェア

pagetop