蜜愛

髪は短い方がいい。
背中にかかると、キレイな肌が見えなくなるから。

一度彼にそう言われてからは、伸ばした事はない。

私の短い髪をすいて、彼の唇が私の頬を探した。

私は、それに合わせるように優しく後ろを向く。

視線がぶつかってまた。

正面に体を戻された。


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