蜜愛


終わらない。

終わる気がしないから、終わらない。

それなのに。

この孤独感はなんなの。

どこまで繋がれば、満足できるの。

自分の浅ましさに、いやらしさに、そしてそれでも何度でもこうしてもらえるという傲慢さに、呆れた。

チラッと時計を見た彼を許さない。

私は絶対に見ないんだから。

まだまだ、まだまだ時間はあるよ?

私は、それをキチンと伝えなくてはと焦る。

焦るから、じらす。

彼のしてほしいようになんて、してあげない。

途端にワガママで意地悪に早変わりだ。
もうすぐ力尽きそうな彼を突然押し飛ばして。

私が、上になる。


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