蜜愛

私の中に勢いよく流れこんだ。

『別れろよ。オレじゃなきゃ、ダメだって言ってみろよ』


昔より、ずっと強引でキツく何度も私を貫く彼の

『愛してるんだ』

という言葉に。


私ははっきりと感じた。

カラダも

こころも


もう、今以上なんて、誰にもできない。

私も。

――愛してた。

そして愛してるんだと、認めるしかなかった。


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