蜜愛
母さん。
いつも深夜になると、一人でアダルトビデオを観て
それから一人でベッドに行き、
一人で寝ていた。
俺は母さんを、母さんが望むように
愛したかった。
それが例え、世間で非難される想いだとして、
どうして母さんの孤独を癒せる?
オトコのカラダの不在を
誰が慰める?
母さんは、俺がいたから離婚しなかった。
俺がいたから、
家庭があったから、
それを守るしかなくて。
それを誰が本当にわかってあげられたんだ?
――どんなときも、そばにいた俺、だけ。