蜜愛

オレは全身の力が抜けた。

母さんが、オレに対して異常を感じたのではなく。


――むしろ、許した。


このことは、

小さい時に、学芸会で『木』の役をあえて自分から、

進んで引き受けたんだと母に話して、

ほめられた時の感情に似ていた。


『そう、そうなの。せいちゃんは優しくて、お友達思いね』


み て て あ げ る か ら ね 


み て て あ げ る か ら ね 


み て て あ げ る か ら ね 


み て て あ げ る か ら ね 


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