蜜愛



大丈夫。

いつか、晴汰君が思い出してしまったら。

その時は私が話すわ。


蜜柑は、あなたの子じゃ、ない。


蜜柑は、

私の、子なの。ってね。



そして私たちは再び微笑み合い

食卓を囲むだろう。

二人のこれからを、祝って。

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