蜜愛
最後の夜に


−−今日。

彼女に会えたら、
ちゃんとこれからの事話そうと思う。

彼女と僕の。

そして。

彼女と旦那さんの。



今まで、この話は避けてきた。
彼女の重荷にはなりたくない。
それに、一番は。

自分に自信がなかった。


彼女は、喜んでくれるはずだ。
だって、旦那じゃ満たされない思いがあるから、僕がいるんだろ?

逆に。いつもそばに僕がいたら、満たされて彼女は何もいらなくなるんじゃないか?


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