蜜愛
真っ白なシーツにクッキリと彼女の白い肌が浮き上がる。
三つの間接照明で、彼女の身体の影が、部屋のあちこちに散らばった。
スクリーンのように広い壁に、
僕の指で、
身体で、
浮き上がる彼女の腰、その影が、
三重になって映った。
どの彼女も、同じ格好なのに、
少しずつ角度がずれて、
まったく違う三人の影みたいに見える。
目の錯覚。
そうだと、思いたい。
いつもより濡れる彼女に驚いていると、
−−さっきの時のお湯、でてきてるのね。
そういって、照れてる。