キスに恋して…3
もし、楓が公園に来た時、気付いてくれたらいいと思い、俺はいつもタバコの吸い殻をそのままにして帰っていた


高校時代に吸っていたタバコと変わっていない


気付くかな


それ以前に楓が公園に来てくれることを、俺は柄にもなく祈っていた


桜の木に触り上を見上げる


いつか楓に会えますように


その願いは叶うことなく月日は過ぎていった






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