禁忌恋愛~兄×妹~
悠生さんの溜め息が静かな部屋に響く。



「はあ………分かった。…その話はまた明日だ。
詳しく聞かなきゃいけないからな。

とりあえず、今日は長旅で疲れただろう?


寝る場所を確保してやるから、こいよ」



「「ありがとうございます」」


確かに長旅で疲れている。
辺りも夕焼け色に染まってきた頃だ。


あたしは素直に頭を下げて悠生さんの後に続いた。



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