禁忌恋愛~兄×妹~

最終電車まで乗って、また駅を乗り継いだ。



7時間後…あたし達は名前も聞いた事のないような小さな村に訪れていた。


「今日はここで寝よう」


「うん」


あたし達は小さな旅館に入って行った。


しばしの休息。


度々お母さんから電話があったけど、あたしは出なかった。

ううん。
出る事が出来ないの。

どんな声で、お母さんと喋ればいいかわからない。

お母さんに申し訳なくて、なんて言ったらいいかわからない。


あたし達は絡めた手を離さないまま眠りに入っていった。

< 8 / 47 >

この作品をシェア

pagetop