禁忌恋愛~兄×妹~
最終電車まで乗って、また駅を乗り継いだ。
7時間後…あたし達は名前も聞いた事のないような小さな村に訪れていた。
「今日はここで寝よう」
「うん」
あたし達は小さな旅館に入って行った。
しばしの休息。
度々お母さんから電話があったけど、あたしは出なかった。
ううん。
出る事が出来ないの。
どんな声で、お母さんと喋ればいいかわからない。
お母さんに申し訳なくて、なんて言ったらいいかわからない。
あたし達は絡めた手を離さないまま眠りに入っていった。