美男美女モノガタリ
『おはよッ!!』
「おーッす!!」
瑞紀と大翔は先に来ていた。
『お、おはよ……!』
あたしは大翔に挨拶してみた。
「おすッ……」
やっぱり元気ないんだね………
昨日の事…触れない方がいいかな……?
にしても……………
大翔はなんで悩んでるんだろ?
忘れられないなら唯サンに連絡すればいいのに――――
「……美桜。
ちょっと、来て?」
『えッ………うん。』
大翔に呼ばれてあたしはついて行った。
「………昨日は、ごめん。」
『うぅん……だぃじょぶだよ。』
「俺さ………唯に連絡していいか分かんねぇ……」
それで悩んでたんだ……
『忘れ…られないんじゃ、ないの?』
「忘れられないっつーか、ただ…前大切だった人をどーでもいいとか思えなくてさ………」
『そっか………
でもさ!大翔が少しでも忘れられない気持ちがあるなら……連絡しても、いいと思うよ?』
あたしなりの………答え。
「うん………そだなッ。
ごめんな?こんな話、巻き込んで。」
『大丈夫だよ!!戻ろッ!!』