美男美女モノガタリ
その日――――――
大翔は唯サンに連絡したみたい。
あたしには。
関係のない事なんだけど……
少しだけ…………
ほんの少しだけ……………
複雑な気持ち。
コンコン―――
舞とあたしの部屋に誰かが来た。
『はぁーいッ!!…ってあれ?瑞紀ぃ!?』
「あ、ごめんな……
夜遅くに。」
『大丈夫だよ〜!!バリバリ起きてるしッ!!上がって〜お茶だすねぇ!!』
舞………夜なのに元気だね……;;;;
「ぃやッ………別に…」
『大丈夫ッ!!ハイ!!』
舞がお茶を持ってきた。
「どーしたの?瑞紀が部屋来るなんて珍しい。」
あたしは瑞紀に言った。
『あぁ…ちょっと、美桜に聞きたい事あってさ…』
え??あたし??
『大翔がなんかおかしかったからさ………』
大翔―――――
「……舞にも言ったんだけどね。大翔はッ…色々あって……。大翔の過去の話だから……ッ、あたし話していいかわかんない。」
『そっか。』
「でも今日、多分解決したと思うよ………」
唯サンに連絡したっぽいし………