あなたがいてくれた‐いじめ‐
「ふふ・・・驚かないでねぇ?」

もったいぶった言い方をする。

川瀬は扉に体を預けた。


“たいしたことではないだろう”


頭の中はそんなことを考えていた。

ぼんやりと、何も考えず、ゆっくりと、



時間は刻まれる。
後戻りはできない。



決めたコト。

戦う。負けない。絶対に。




どんな事があっても。






「佐倉要、知ってるよね」










耳を疑った。
疑うしかなかった。




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