√番外編作品集
「潤の行方は全然分からないってこと?」
「あいつが探索を担当していた場所は把握してる」
「君の大切な身内を……申し訳ない」
霧島の言葉に敦子はぐっと手を握りしめて、それから下唇を噛みしめる。
「こんな状態の中で彼が無事でいられるかは、僕には保証できない。申し訳ないよ」
「やめてよ」
「彼でなく僕が──……」
ヒュ
風を切る音がして、敦子の右手が霧島に接触する。
「……ッ…!!」
「やめてって言ったでしょ! 潤が死んだら、あんた殺してやるんだから」
右ストレートが思い切り頬にヒットする。
俊彦は霧島がそれを甘んじて受けたように見えたが、よろめいた姿を見て焦って間に入った。
「何してんだよ! お前……霧島さんが悪いわけじゃないだろ」
次の暴挙に出ないように腕を掴むと敦子はうるさい、と鋭く声を上げた。
「誰かが、代わりになったからって……! 何も変わらないじゃん、それなのに」
声は震えていて、涙ぐむ瞳を見て俊彦も絡めた腕を緩めた。
「悲しいのは嫌だよ、変なこと……不安になるようなこともう二度と言わないで!」
「あいつが探索を担当していた場所は把握してる」
「君の大切な身内を……申し訳ない」
霧島の言葉に敦子はぐっと手を握りしめて、それから下唇を噛みしめる。
「こんな状態の中で彼が無事でいられるかは、僕には保証できない。申し訳ないよ」
「やめてよ」
「彼でなく僕が──……」
ヒュ
風を切る音がして、敦子の右手が霧島に接触する。
「……ッ…!!」
「やめてって言ったでしょ! 潤が死んだら、あんた殺してやるんだから」
右ストレートが思い切り頬にヒットする。
俊彦は霧島がそれを甘んじて受けたように見えたが、よろめいた姿を見て焦って間に入った。
「何してんだよ! お前……霧島さんが悪いわけじゃないだろ」
次の暴挙に出ないように腕を掴むと敦子はうるさい、と鋭く声を上げた。
「誰かが、代わりになったからって……! 何も変わらないじゃん、それなのに」
声は震えていて、涙ぐむ瞳を見て俊彦も絡めた腕を緩めた。
「悲しいのは嫌だよ、変なこと……不安になるようなこともう二度と言わないで!」