らぶ☆でり~恋を運んでおにーさん~
「…なるほどねぇ。まさかそう来るとは」
いつものカフェに連れられ洗いざらい吐かされた私。
美奈子が困ったような顔をした。
「美奈子…どおしよう」
「…とりあえず、一生会えないわけじゃない事は忘れないで」
「うん…」
「…あのさ、このみ。考えてみて?普通好きでもない人の看病する?普段適当な格好の子が可愛くなって別の男と2人で家にいたら、勘違いもするでしょう?」
「…?う、うん」
煮え切らない私の態度に美奈子は小さく息を吐く。
「それってさ、水無瀬さんは少なからずこのみに気があるんじゃないの?さしずめ昨日来なかったのはもうあんたが男と一緒にいるところをみたくないってとこね。」
「き、きがある!?」
いやまさか。でも…あっそっか…え!?そうなの!?
急に頬が赤くなった気がした。
「ね?じゃぁさ、水無瀬さんにいつ会ってもいいように普段から可愛くして、次会ったら『告白』の約束でしょ?」
優しく微笑む美奈子に励まされた気がした。
「うん!!!!」