双子ちゃんらいふ!?
学校が終わってすぐに家に帰った。



「ねぇ、龍。」


「ん?」


「龍がまさか、川上ちゃんを好きだったなんてね。猛も美雪もびっくりだね。」



「猛は知ってる。」


「はぁー!?何で優には言ってくれなかったの?」


「だって、お前マジ最近ノロケてんだもん。」



そういうと急に黙り込んだ優。



「ごめん、」


「そんな謝る事じゃねぇよ。俺も優の幸せそうな顔みてたらうれしい気持ちになるし。」


「龍…。あのね!優ね、龍と川上さんをくっつけたい!」


「まじ?」



好きだからそりゃ付き合いたい。
だけど、自分の気持ちを一方的に伝えるのはよくないと思う俺。

俺の中でいろんな俺が対決している。



結局勝ったのは。


そりゃ好きだから付き合いたい。



だって?
本当の事だし。



< 67 / 147 >

この作品をシェア

pagetop