アルタイル*キミと見上げた空【完】
校門を抜けて、どれだけ走っただろう。
「もう、大丈夫。かな?・・・・てか、汐お前大丈夫か?」
「うん・・・全然、大丈夫・・・・・」
本当は息が苦しい。
けど、なんか・・・・
「アハハッ・・・・・・凱、無茶苦茶だよ!」
「お前も・・・いきなり入ってくるなよ。超びっくりするし」
「アハ、ハハ・・・・あ・・・」
「ん?」
「私達、靴・・・そのままできちゃったし」
下を見ると、二人とも学校の上履きのままで・・・。
「ほんとだ・・・ダセー・・・・・・」
ということは・・・・・・・
「あ~~~!・・・やべ、カバンも全部学校だ」
やっぱり・・・・。
「プッ・・・」
「ま、いーや」
「よくないし・・・・」
「いんだよっ・・・・・・・お前は?取りに行く?」
ううん。
まだ、帰れないでショ。
首を振った私の目の前で、凱が空を見上げてつめたっ、とつぶやいた。
ポツン、ポツン・・・
雨・・・・?