アルタイル*キミと見上げた空【完】
せっかく、少しずつ忘れて顔が、私をその視線に捉えた瞬間、にやっと笑った。
あの・・・倉庫の男の子。
「汐ちゃん、久しぶり」
笑いながら近寄ってくるその男の子に、思わず後ずさりをした。
「汐?」
修ちゃんが不思議そうに私とその男の子を見比べる。
「汐ちゃん、今日はあの男いないの?」
「え・・・?」
凱、のことだ。
「あいつにさ、いろいろ話があるんだけどね~・・・」
なんか、目が笑ってない。
怖い。
「ちょっと、お前何?」
そんな私の様子に気がついたんだろう、修ちゃんがその男の子の腕を掴んだ。