アルタイル*キミと見上げた空【完】

・・・最後の記事と写真。


そこには、腕を組んで歩く一組のカップル。



「修ちゃん・・・?」



そしてその相手は、私じゃない。私じゃなくて・・・・これって・・・



「サオリ・・・さん?」



あれから一度も会ったことがないのに、彼女はすこし派手になったかな、と思うくらいでほとんど変わっていなかった。



「婚約も交わしてる彼女とは別に、他の女性とこうやって歩いているのは、やはり夢をあきらめなければならなかった事実を今だ直視できていないからだろうか・・・・」



いやだ、と思うのに、勝手に私の口はその最後の記事をかすれた声で読みきった。



「汐・・・」



隣で凛が震えた声で、私を見つめるのがわかったけど・・・・。



こんなの・・・ただのゴシップだよ。


本当のはずが、ない。


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