アルタイル*キミと見上げた空【完】

だけど、もう止めたくない。


自分を・・・・ごまかしたくない。



「凱・・・が・・い・・・私、私は・・・本当は・・・・・」


涙が、言葉を邪魔する。


凱、好き・・・好き・・・・本当は、大好き。



「がい・・・・・」


「もう、いいよ。汐・・・」


「え・・・・・?」



頬に触れる指先が、瞬時に熱さを生み出して、


重なった唇が、全ての動きをとめた。


凱・・・。


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