らぶ★ぱにっく
今思えば…報われなくても想い続ければ良かった。
って…後悔してから気付いたって意味ねぇよな
あの日は普通に学校に行ったんだ。
途中までは…
「あ~卓都っ」
猫撫で声で話し掛けてくるのは…一昨日くらいに抱いた女
名前は知らねぇ…
「ね~彼氏にね~振られちゃったぁ…」
そりゃそうだろ…
彼氏居るのに俺とヤるような女…
返事をしなくても勝手に話し続ける女
「んでね?慰めて?」
上目使いで俺を見つめる女
気持ちわりぃ…
「…ここで良いならヤってやるよ」
「良いじゃん…野外って」
と言う女の口を塞いだ。
この女を抱いてる時も考えてるのは要の事で…
要だったらこんな風に鳴くのかな…
要だったら…要だったら…って
いつも要の事ばっかりだ…
忘れるって決めたのに…
要への気持ちは大きくなるばかりだった。