らぶ★ぱにっく




今思えば…報われなくても想い続ければ良かった。



って…後悔してから気付いたって意味ねぇよな




あの日は普通に学校に行ったんだ。


途中までは…




「あ~卓都っ」



猫撫で声で話し掛けてくるのは…一昨日くらいに抱いた女


名前は知らねぇ…




「ね~彼氏にね~振られちゃったぁ…」



そりゃそうだろ…
彼氏居るのに俺とヤるような女…



返事をしなくても勝手に話し続ける女



「んでね?慰めて?」


上目使いで俺を見つめる女


気持ちわりぃ…



「…ここで良いならヤってやるよ」

「良いじゃん…野外って」


と言う女の口を塞いだ。



この女を抱いてる時も考えてるのは要の事で…



要だったらこんな風に鳴くのかな…

要だったら…要だったら…って



いつも要の事ばっかりだ…



忘れるって決めたのに…
要への気持ちは大きくなるばかりだった。




< 34 / 239 >

この作品をシェア

pagetop