伝説プリンセス
「やめろ!」
後ろでユウの声が聞こえる。
これ以上、何もできない姫というレッテルを貼らせない!!
あたしがカマキリに短剣を投げつけるとカマキリは口を開いて剣を食べた。
―ゴクン
…え?
呑み込んだ・・・?
・・・・・・。
「うおおおおおおおおー!!」
あたしたちはジャングルの中、一心不乱にかけた。
シャキンシャキン、―カマキリが音を立てながら追いかけてくる。
ショーパンなので、草が足を切り、傷だらけになりヒリヒリするが気にしているが気にしている暇がない。
すると、急にカマキリの斧の音が聞こえなくなった。
…ボフッ。