溺愛S坊や☆★
龍斗君は、制服のボタンを器用に外し、その中に私の手を突っ込んだ。
『っ…………!!』
声が出ない。
手も動かない。
ただ感じるのは、龍斗君の直接の体温と、私の速過ぎる鼓動だけ…。
『りっ…龍…斗…君っ…』
上手く言葉が出てこない。
『分かったでしょ?…俺、異常無しだって。』
『なっ…』
龍斗君は私の手を離した。
私は勢いよく龍斗君のシャツの中から手を抜いた。
『顔、赤いですよ。そんなに良かったですか?』
『っ…………んなわけないでしょ!!!馬鹿!!』