溺愛S坊や☆★
『私っ…誘ってなんかっ……』
私は精一杯力を込めて言った。
でも、それさえも龍斗君はサラリとかわした。
『誘ってますよ。いつも、そういう目で俺を見てる。』
『見てないっ!!』
『見てます。』
また私に顔を近づける。
唇があと10cmもすればつきそうだった。
『キスしたくなります。』
『なっ……?!』
私が慌てて離れると、龍斗君はまた意地悪な笑顔を見せて、私から離れた。
『嘘です。』
また、フフッと笑った。