溺愛S坊や☆★
そのまま彼は私に軽く微笑んで行こうとした。
『あっ!!』
私は思わず彼の袖を掴んでいた。
『えっ…?』
『あの、私っ、名前っ…。小野田莉依(おのだりい)っていいます!!あなたは?!』
『あ…菅原龍斗(すがわらりゅうと)です。)
『菅原…。龍斗君!龍斗君だね!!』
『は…はい』
『あっ!アドレス!メルアド教えて!』
『え?』
『お願い!!』
何を必死になってナンパしてんだか…。
でも私は本気で彼を知りたかった。