溺愛S坊や☆★
私が後ろを追いかけると、龍斗君は止まった。
私が龍斗君に追いつき、すぐ後ろにつくと、龍斗君がいきなり言った。
『来ないでください!!』
えっ…。
龍斗君…?
どうして…?
何でそんなこと言うの…?
ショックを受けていると、龍斗君が俯いた。
『何するか分かりませんよ…。』
えっ?
私は思わず龍斗君の顔が見える位置まで行き、顔を見上げた。
すると、龍斗君の顔は…
赤かった。
『龍斗君?!』
『見ないでください…。』
龍斗君は、右手の甲で口元を隠した。
『可愛すぎるんですよ。襲いますよ?』
『えっ?!』
私は、龍斗君より顔が赤くなってしまった。