【甘甘】逆ハーレム?〜変人先生にしかモテません〜【
「すいませんすいません!!」



おかっぱが頭を下げる。わかればよろしいと陸は、そう言ってあっさりと獣達を解放した。
獣達は、陸から解放されあっという間に見えなくなった。



「甘すぎ…」



「俺の命縮めんなよ?」



ムリだよ。絶対に…だって、追いかけてくるの毎回違うから。それに、絶対おかっぱは、陸上部だね!



あの走り方は!陸上部しかいない!まぁあたしには追いつけないだろうけど!



ピンポンバンボン…


『二年A組金森未来至急体育館まで来るんだ。今すぐ奴を止めろ!そうしないと、今すぐ退学だ!繰り返す。二年…』



放送がなった。あたしは、額から出る大汗を陸がハンカチで、拭いてくれるのを見ながら、肩を落とした。



零先生…か…



脳裏に浮かんだのは、鳴海零(ナルミレイ)先生だ。クールな零先生は、あたしにしか会話しない。だから、あたしが行かないと、決して話さないから厄介な先生だ。


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