最後のラブレター
その日から
そのちょっとの嫉妬が
私の中で
勝手に大きくなって
頭がグチャグチャになっていった
「それってさ?
ただ憧れてるだけじゃね?」
学校の友達の
キョーコに相談すると
そう言った。
……憧れ。
どう思えば憧れで
どこからが恋なの?
キョーコは言った。
その人を考えると
胸が苦しくなるのは恋。
でもただ単に
素敵だなあ
と思うのは憧れ。
「みふゆはどうなの?」
―――私は……
「えっと………」
言葉に詰まった。
―――私は……
「…素敵だなって思ったから、考えるとギュッてなって…そんで思い出すとニヤけちゃって…」
訳分かんない事を
言ってるのは
自分でも分かった
キョーコは笑って答えた
「じゃあソレは恋だわ!」
「だよねっ!!」
何だか分かんないけど
恋だって認められて
すごい嬉しかった
勘違いで
恋をしてるんじゃない
って、確信出来た
「けどさ~、
ソレってどうやったら
くっつけんの?」
くっつく。
キョーコの言うくっつくは
付き合うって言う事…だよね?
「それは…無理だよ」
自分で言っといて
悲しくなる
“無理”という言葉。
そのちょっとの嫉妬が
私の中で
勝手に大きくなって
頭がグチャグチャになっていった
「それってさ?
ただ憧れてるだけじゃね?」
学校の友達の
キョーコに相談すると
そう言った。
……憧れ。
どう思えば憧れで
どこからが恋なの?
キョーコは言った。
その人を考えると
胸が苦しくなるのは恋。
でもただ単に
素敵だなあ
と思うのは憧れ。
「みふゆはどうなの?」
―――私は……
「えっと………」
言葉に詰まった。
―――私は……
「…素敵だなって思ったから、考えるとギュッてなって…そんで思い出すとニヤけちゃって…」
訳分かんない事を
言ってるのは
自分でも分かった
キョーコは笑って答えた
「じゃあソレは恋だわ!」
「だよねっ!!」
何だか分かんないけど
恋だって認められて
すごい嬉しかった
勘違いで
恋をしてるんじゃない
って、確信出来た
「けどさ~、
ソレってどうやったら
くっつけんの?」
くっつく。
キョーコの言うくっつくは
付き合うって言う事…だよね?
「それは…無理だよ」
自分で言っといて
悲しくなる
“無理”という言葉。