今日も、恋する電車。
茜が言葉をにごらせると、結はにやりと笑った。
「ははーん、例の電車の君に会うためですな」
「ちっ、ちがうよ、大会近いし。今回代表に選ばれたし、まあ
もちろん水島に会えるのはうれしいけど」
小柄な結の前で、長身の茜は顔を染めて、身を縮こませる。汗を吸い取ったタオルをビニールバックにいれ、机の上においていた制服を羽織る。
「あーん。もう、あかねさんてばオ・ト・メ。もうなんかウブで、あたしまでときめいちゃう」
大きな瞳を茜に向け、結はにっこりと笑った。黒髪をのばし、ゆるく巻き、薄化粧をした結は大人びて見える。
憂いを帯びた笑顔に、茜は同性ながらどきまきした。が、同時にねたましく感じる。
「ははーん、例の電車の君に会うためですな」
「ちっ、ちがうよ、大会近いし。今回代表に選ばれたし、まあ
もちろん水島に会えるのはうれしいけど」
小柄な結の前で、長身の茜は顔を染めて、身を縮こませる。汗を吸い取ったタオルをビニールバックにいれ、机の上においていた制服を羽織る。
「あーん。もう、あかねさんてばオ・ト・メ。もうなんかウブで、あたしまでときめいちゃう」
大きな瞳を茜に向け、結はにっこりと笑った。黒髪をのばし、ゆるく巻き、薄化粧をした結は大人びて見える。
憂いを帯びた笑顔に、茜は同性ながらどきまきした。が、同時にねたましく感じる。