7年目の浮気
茉莉花が出たとき、芳雄はテレビを見ながらベッドでゴロゴロしていた。
「出たよ。芳雄も入る?」
「おー。」
芳雄は一応返事をすると、立ち上がり、茉莉花を抱きしめた。
「よし、」
茉莉花の唇が塞がれる。
甘いキス。
茉莉花も芳雄の背中に手をまわす。
芳雄は一度キスをやめると、茉莉花を抱きしめたまま、ベッドに倒れた。
押したおされ、身体をまさぐられる。
頭にかあっと血がのぼる。
「あっ、よし、お…。」
芳雄の名前を呼びながら、ふいに加藤のことが頭をかすめた。
途端に恥ずかしくなる。
茉莉花は泣きたくなった。
こんな、こんな中途半端な気持ち、誰にも言えない。
わたしは芳雄に謝ってもらう資格なんかなかった。
自分がこれほどまでに優柔不断だなんて。
「出たよ。芳雄も入る?」
「おー。」
芳雄は一応返事をすると、立ち上がり、茉莉花を抱きしめた。
「よし、」
茉莉花の唇が塞がれる。
甘いキス。
茉莉花も芳雄の背中に手をまわす。
芳雄は一度キスをやめると、茉莉花を抱きしめたまま、ベッドに倒れた。
押したおされ、身体をまさぐられる。
頭にかあっと血がのぼる。
「あっ、よし、お…。」
芳雄の名前を呼びながら、ふいに加藤のことが頭をかすめた。
途端に恥ずかしくなる。
茉莉花は泣きたくなった。
こんな、こんな中途半端な気持ち、誰にも言えない。
わたしは芳雄に謝ってもらう資格なんかなかった。
自分がこれほどまでに優柔不断だなんて。