ちぇりっしゅ 修正中^^


「あたし…やっぱり信じられないよ」

円香ちゃんは大切な友達だもん

「梨紗ちゃん 翔もさ気づいてると思うんだ」

「え?」

それまであまり口を開かなかった奏君が言葉を紡いだ

「気づいててあいつ彼女と付き合ってると思う」

「………。」

円香ちゃんが仮にいじめるような性格の悪い子だったとする

それを知ってて翔は付き合ってるって言うの?

だとしたらよっぽど円香ちゃんのことが好きなんだな

「なんでかわかる?」

「………円香ちゃんが好きだからでしょ?」

あたしは考えた通りを口にした

「俺は違うと思う」

奏君は静かに首を振る

「え…どういう意味?」

「それは翔に直接確認してよ 俺からは言えない」

そう言うと奏君は俯いた

珍しく奏君が悩んでるみたく見えるのは

あたしの気のせいかな?

「翔君 今たぶん葭林 円香と一緒だよ」

「……。」

たとえどんな理由が翔にあったとしてももういいの

陸にキスされた時浮かんだ翔の顔

未練がましい自分

もう嫌だよ

これ以上傷つきたくない

「あたし……帰りたくないよ」

訴えかけるような目で由海を見て

奏君を見た

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