ちぇりっしゅ 修正中^^
何も考える気になんてなれなかった
ただただ思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡るだけだった
繋がる
繋がる
ここに引っ越してきたのも みんなと出会ったのも偶然なんかじゃない
全部が必然だった
重ねされるのが当たり前だったし 比べられるのが当然のことだった
だって……姉妹なんだもん
気づいたときには涙しかでてなかった
お母さん
あたし……ここに来てみんなの人生めちゃくちゃにしたって思うんだ
例えば由海
あたしがいなければ壱と何事もなく付き合えてたかもしれない
例えば円香ちゃん
翔と真っ直ぐ向き合えたかもしれないし 学校だってやめなくてよかった
例えば乃亜先輩
奏と付き合えてたかもしれない 凛さんだって失わなくてすんだ
そして翔
真緒さんと似てるあたしを目の前にして悩むことだってなかったでしょ?
「………っ」
いい方向に変えてるなんて到底思えないよ
笑顔を取り戻せてるなんて思えない
歯車を狂わせて
人を狂わせて
あたしじゃ真緒さんの……お姉ちゃんの代わりなんて務まりっこない
帰りたい
家に帰りたいのに
『梨紗』
頭の中で声がするの