恋のA教室

やっと繋がった気持ち ★葵★









「…好き…ぐすっ…好き」



と言った愛心…



俺は…



ただ唖然として…愛心を見る事見る事しか出来なくて…



たぶん俺の中の時間は止まったような気がした。



でも気付いたら…俺は愛心を抱き締めていた。



「愛心…俺、今めちゃくちゃ幸せ」


だって好きな人に好きって言われる程…幸せな事ってないよ…



「えっ…」


愛心はフラレると思ったのかな?

肩も震えが止まったみたい…


「1回しか言わないからな!」


俺は愛心を離して…


言った…


「俺も愛心の事…好きでした」


そう言った瞬間…


愛心はまた泣き出した…



「なんで泣いてるの?」


俺はそう言いながらも愛心を抱き締めた。


「だ…だって…絶対にフラレるって…あたし…好きになった人はね…告白しても付き合ってくれるけど…絶対に…フラレるから…」


「愛心?俺は…お前が初恋なんだ…こんなに辛くて悲しいって思わなかったよ」


「だから…俺は愛心の前の男みたいに…絶対フラない!宣言するよ!それぐらいお前に惚れてるから」


「葵…大好き…」


微かに呟いた…愛心…


「愛心…俺も大好き」


そう言ったあと…


どちらと、ともなく自然に唇が重なっていた…
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