恋のA教室







唇を何度も角度を変えてキスする俺たち…



あっ!でも聞いとこ!!



「なぁ愛心?なんで俺を避けてたの?」



そう言った瞬間…愛心の表情が曇った。



また俺は抱きしめて…


愛心の耳元で…


「言って見て」と言った。


愛心は耳が弱いみたいで…


びくってなってた。



面白れ―


これから耳を集中的に攻撃しよう。


俺はこんなに優しい人じゃないからね(笑)


「あのね…水曜日…女の人が泣いててその人を抱き締めてたでしょ?あたし…あの日…海斗にキスされてて泣いて抱き締めてくれた時に…あたしって葵の特別な存在なのかな?って思ったの…」


「そうなのに…あまりにもその人と絵になってたから…あたしが葵を思う気持ちをやめようと思ったから…」


ぶっ…


姉貴といたら…そりゃあ絵になるよな(笑)


「じゃぁさぁ誰を抱き締めてたか教えて欲しい?教えて欲しかったら俺に愛心からキスして」


とまた耳元で言った。


すると…


顔を真っ赤にして下を向く愛心。

ちょっと苛めすぎたかなと思ったら…



ちゅっ



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