I need you

メール

…翌日…
私は昨日の事について智和と話していた。

〈昨日はカラオケ楽しかったね!しかもビックリしたよ!いきなり智和がkissしてきたんだもん。でも、嬉しかったけん♪〉

〈俺はただ裕衣が可愛くて可愛くて仕方なかったんだ。だって裕衣にあんなラブソングとか歌われたらマヂ止まらんかったんじゃけん。〉

〈もぅ、恥ずかしいじゃん!〉

〈もぅ、裕衣むっちゃ可愛い(笑)〉

そんなメールのやりとりをしていた。
窓開けて話せばいいのに……(苦笑)。

…翌日…
そして、私と智和は卒業した後の事を学校で話した。

「あと1週間で卒業だねっ。」

『そうだな。裕衣は何処の高校に入学するん?』

「私はシミズガオカ高校に入学するんじゃ~、智和は?」

『俺は呉商業高校に入学するんじゃ。裕衣と会える時間が無くなっちゃうね…。』

「何言ようるん。家隣じゃけん、会えるじゃん!」

『会える時間が少なくなるなって思って…。』

「まだ会えるだけいいじゃん!世の中には遠恋で会えない人だっているんだよ!」
そう言って私と智和は話す機会が無くなった。
そしてついに卒業式が明日に迫った。
すると智和が私の方に来て、
『裕衣ごめん。俺が言って裕衣を怒らせてしもうた。本当ごめん。けど、俺はいつも裕衣の隣に居たいと思ってあんな事言ってしもうたんじゃ、それだけは分かっとってや。』

「うん。こっちこそ言い過ぎたね。ごめんね。本当は智和の言葉、とても嬉しかったんじゃけどつい、言い過ぎてしもうた。」

『じゃぁ、仲直りしたということでいい?』
「うん!」

その時私は卒業式の前に仲直りできたことにホッとした。
その夜私は部屋の窓を開けて智和とずっと話していた。
そして、私は智和と「おやすみ」の言葉を交わしてベッドに入った。
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