I need you
第2章

卒業式

私はいつもどおり智和と学校に行った。
話す事が無くて息苦しかった。けど、そんな時間も大切にしたかった。何故なら“会える時間が少なくなる”から。だけど、私は気にならなかった。
智和の近くに居られるだけで幸せだから…。智和の顔を見るだけで幸せだから…。
智和と……。
学校に着くとみんな教室の中は沢山話している人の声で大変な事になっている。
黒板は落書きていうか寄せ書きみたいな感じで沢山書かれていて黒板の下の床にはチョークの粉とみんなの夢が沢山零れていた。
そこに私も書くことにした。
私は相合傘に自分の名前と智和の名前を書いた。
すると智和が後ろから抱き締めてきた。
その時智和の心臓の音が聞こえた気がした。そして智和は私の耳元で『愛してくれてありがとう。』と囁いた。
その時私は泣き出しそうになり、俯いた。
すると智和は心配そうに私の顔を覗き込んだ。
そして、先生が教室に入ってきて私と智和は急いで席に着いた。
そして、先生が卒業式について話しているけど私は窓の外を見ていた。
そして卒業式始まった。
私は適当に卒業証書を受け取り、席に着き立ったり座ったりを繰り返し、歌などを歌い卒業式が終わった。
そして、私はタイムカ
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