姫華伝
こいつは、男。明らかにダメだ。



「俺はいいの**」



「いや、ダメだろ。」



「ハハ**君、面白いね**」



・・・こいつ大丈夫か!?



「今の会話で、面白いって言う藤堂郁也のほうが面白い」



「あれ?俺の名前知ってるの?」



「さっき、クラスのダチから聞いた。」



「そっか。君の名前も教えてくれる?」



「・・・・神崎姫<カンザキ・ヒメ>」



「姫ちゃんね**可愛い名前だね**」



「・・・・・どうも;;;」



・・・・・・ちょっと待て;;;なんであたし、こんなにフレンドリーに話してんだ!?



「藤堂郁也って、誰?」



「えっ、何その質問」



「だって、何者か知らないし。」



「あぁ、そーゆーこと。うーん・・・まぁ、後で全部説明するよ**」



何でも後回しの奴だな!!!



「さっ、着いたよ**」



そこには、昨日と同じデカイ扉があった。



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