姫華伝
「おい、なんでこんなとこ」



ギィー・・・



「連れてきたよ**」



おいおい、聞けや!!



藤堂郁也は人の話も聞かず、理事長室に入っていった。



「さっ、姫ちゃんも入って**」



あたしは、仕方なく中に入った。



うおっ!?



中に入ると、目の前の理事長席に座っている男に睨まれた。



怖ぇな、オイ!!なんなんだアイツ!?



「やぁーと来たんか、ノロマ!!」



聞き覚えのある声が、右からした。



「あっ、お前!!」



昨日の金髪野朗だ。



「姫ちゃん、ソファに座って**」



「・・・・・・」



あたしは、金髪野朗と向かい合わせになるように座ることになった。



「じゃ、君をここに呼んだ理由なんだけど・・・・単刀直入に言うと、姫ちゃんが俺達の仲間って思われちゃったらしくてね。」



・・・・・・・・はぃ?



「意味わかんねぇんだけど・・・」





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