姫華伝
「はぁ!?」



黙れだぁ!?黙れる問題じゃねぇだろ!!



「これ以上文句言ったら女でも容赦しねぇ」



ブチッ!



「上等だよ・・・やれるもんならやってみろ!!!」



「はい、そこまで!」



「はっ!?」



いきなり、藤堂郁也の仲裁が入った。



「喧嘩してる場合じゃないよ、仁も」



「・・・・チッ」



また、舌打ちかコノヤロー!!



「で、話を元に戻すけど、どうかな?」



藤堂郁也は、ニコッと笑って聞いてきた。



「ここにいるって、放課後毎日だろ?」



「うん、そうだけど?」



「なら、無理だ」



「何で?放課後何かあるの?」



「弟の迎えがあんだ」



「そんなの親に頼めばいいやろ!!」



「親が出来ないから、あたしがやってんだろ!!バカか!!」




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