姫華伝
チッ・・・・



「やっぱ、倉葉か」



「あたりだ**」



「・・・智、あたしの荷物もって離れてろ」



あたしは、足元に隠れてる智に自分の鞄を持たせ、言った。



「でも!!」



「心配すんな、いつも言ってんだろ?あたしは、不死身だって**」



「・・・・・・うん」



「そのガキ・・・お前の子供か?笑」



「バカじゃねぇの?それより、場所、変えてほしいんだけど??」



そう言って、土手の下を指差した。



「いいぜ??**」









ヒュー・・・



倉葉の奴等とあたしの間に風が吹く。



智は、土手の上からこっちを見ていた。



「さぁーて・・・始めるか!!!!」



そう言って、男は殴りかかってきた。



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