姫華伝










「姫ちゃん、怪我はない?」



「・・・・・・・・・・まぁ。」



「だから、黙って従っとけ言うたんや!!!」



あれから、なんなく藤堂郁也は倉葉の連中を潰し・・・
只今、理事長室でお説教中です・・・



「・・・・・・・仕方な「言い訳すんなや、アホ!!」



ピキッ。



「うるせー!!!いきなり現れたんだからしょうがなかったんだよ!!!不可抗力だ!!」



「テメェ、言い訳の次は逆ギレか?!」



「正論を言ってんだ!!脳みそ取り替えて来い!!この偽関西人!!!」



「あ゛!?テメェ、今なんっつた!!?もう一回言ってみろよ!!!」



「あぁ、何回でも言ってやるよ!!この偽関西人!!変な関西弁使ってんじゃねぇ!!!」



「俺が使ってんのは正しい関西弁じゃ、ゴラァ!!!」



「はい、そこまで。」



あたしと金髪野朗の言い合いに藤堂郁也が仲裁した。



「止めんな、郁也!!!なんなら、テメェも「智くんが恐がってるよ?」



あたしの足元には、隠れて金髪野朗を恐怖の眼差しで見てる智の姿があった。



「・・・・・・・・・」
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