神楽幻想奇話〜荒神の巻〜
翌日

四人は話し合った通り二手に別れて目的地へ向かった。

それにしても御影はどこにいったのか?

連絡を取ろうとしても繋がらない。沙綺の式神ですら探知できない。

最も身近で頼れる男の存在を生き残った退魔士達は待ち望んでいた。


空港まで透と沙綺に見送られた忍と彩音は九州行きの飛行機に乗っていた。

本当であれば葬式があるのが普通であるが、白蓮は生前に遺書を書き残しており、自分が亡くなった時は妖達にバレないように葬儀はしないでほしいと書いてあったのだ。

そんなバタついた状況の時こそ御影にいて欲しかったというのが現状だったのである。

いつもならば白蓮の側にいるはずだが、姿が見えないという事は何らかの指示を受けたのかもしれない。

忍達は取り合えず御影の件は保留することにした。
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