神楽幻想奇話〜荒神の巻〜
一瞬…ほんの一瞬の出来事だったが、次に目を開いた忍達が見た光景は目を疑う物だった…。


そこには先程まで沢山居た天狗達の姿は無く、手に刀を握った姿勢で炭に変化したボロボロの彫像が転がっていた…!


地面には至る所にクレーターができ、白い煙を上げながら中が燃えていた!


「な…何よ…これ…。」

忍は立ち上がると豹変した様子に言葉を失った。


とっさの判断で避雷針を頂点の上に立てた御影の結界は、幸運にも退魔士達の命を救っていた。

そして、同じように前鬼と後鬼も生き残る事が出来ていた…。

しかし多少は雷撃を受けたのか前鬼達も片膝を着いた姿勢で体から煙を発していた。
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