妹の恋人は姉の彼氏の従弟Ⅱ
「あー、もうっ!」

ウジウジしている自分が情けなさすぎだよ

「は?」

事情の呑み込めていない海堂は、私の苛つきに不思議そうな声をあげていた

「紫音はどこにいるの?」

「アパートだけど」

「今から行っていい?」

「はい?」

海堂は何を考えているんだ?

遠征先にいると言うのに……

「試合があるんだろ?」

「あるよ」

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