妹の恋人は姉の彼氏の従弟Ⅱ
「じゃ……付き合おう」

海堂の言葉に、私は噴き出して笑った

海堂の寝室は、綺麗に片づけられている

出かける前に、海堂が掃除をしたのだろう

綺麗好きな男か

私は片付けるのが苦手だ

「紫音?」

「今から海堂は私の彼氏だ」

「本当に?」

海堂が嬉しそうに笑った

「一件落着したところで、寝よう
もう疲れたよ」

「え?」

海堂が困った顔をした

「何?」

「嬉しくて…身体が我慢ができない」

「はあ……嫌だよ
今日はしない!」

「じゃ、今日は我慢する」

海堂が残念そうにつぶやいた

< 65 / 73 >

この作品をシェア

pagetop