大好きなヒト
似合わないだと!?



「悪かったわね!
どうせ似合いませんよ!

あたしだって結びたくて結んでるわけじゃないんだから!」



「七村!
静かに!..座りなさい」



あたしはつい熱くなって、
立ち上がってしまった。



そして声もかなりでかくなっていた。



「すいません..」



周りからの視線が痛い...。



ふと右を見ると、

宏がお腹を抱えながら笑いを堪えていた。




むかつく!



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